登山入門!!!富士山登山 その1(準備・出発 編)

●初富士山
今年5発目となる登山へ行って来ました
(4発目金時山編はまだ記事にしていませんが、旬な話題の都合上順番を変更しております)
今回訪れたのは日本一の山、富士山

過去数年、会社の後輩に富士登山に誘われ続けていたのですが、
2014年 「まだ体力が整ってないから無理。翌年誘って」と丁重にお断りをし、体力をつけるのに登山とランニングを始め
2015年 「社の飲み会の次の日はさすがに無理。翌年誘って」と再び丁重にお断りをし、翌年に向けて更に10本登山を経験
2016年 登山とダンスで体力をつけ、念願の3年越し初富士山登山となりました(登山を始めて14本目の山)

今年のパーティーは会社のメンバ10名と大所帯で、須走口からのコースとなります
ちなみにメンバの力量は以下の通り

  • 20代 4名、30代 4名、40代 2名(うち一人は言わずもがな)
  • 登山未経験者皆無
  • 富士登山経験者 3名(ただし別ルート)
  • 登山経験5本以下 5名
  • 各々日頃の趣味はサーフィン、格闘技、ダンス、マラソン、登山、カメラ、卓球、自転車、サバイバルゲーム、お酒、ゲーム、etc

須走5合目から眺める富士山
富士山_須走ルート_3
(Olympus Pen Mini E-PM2/M.ZuikoDigital14-42mm F3.5-5.6 IIR)


●富士山豆知識
言わずもがな3776mと日本で最も標高の高い山、富士山。
聖徳太子が最初の登頂者と言われている。
2013年に世界遺産登録。
公式サイトに様々な情報がクイズ形式等で楽しく掲載されているので、是非御一読下さい(公式HP
以上。



●須走ルート
下図の赤い線が須走ルートとなります。
須走ルート
(公式HPより引用。クリックすると大きくなります)

2016年7月10日~9月10日までマイカー規制がある為、道路ふじあざみライン途中にある駐車場までしか行くことが出来ません(駐車料金1000円)
駐車場からシャトルバスが出ており、所要時間は片道20~30分、往復で1600円です
駐車場の場所、シャトルバスの時刻表等はこちらに詳しく掲載されています。
富士さんぽHP

須走ルート特徴
  • 5合目の標高は2000mなので、山頂まで残り1776m、歩行距離は14km(登り約8km,下り約6km)
  • 休憩無しで標準タイムは登り8時間、下り3時間。
  • 5合目~6合目間は林道で日陰を進むことが出来る(でも結局暑い)
  • 下山時は砂走(砂地)なので下り易いという諸説
初めての富士登山の方は公式HPの動画でルートのイメージをもって臨む事が大切です。
公式HP知っておきたい7つのオキテ・ルート編
またこちらも見ておいて欲しいページです。
公式HP須走ルート


●富士山登山スケジュール(予定)

今回パーティーのリーダーM氏による登山スケジュール。
(大幅にバッファをとっているとのコト)
全体で14時間(登り9時間、山頂休憩1時間、下山4時間)を予定
業務終了後、金曜深夜発の土曜登山、土曜帰路の弾丸ツアー
  • 23:00 関東某所集合。車で須走口へ (前日)
  • 2:00 須走口駐車場着 (以降当日)
  • 2:30 仮眠
  • 4:30 起床 
  • 5:00 シャトルバス乗車。須走口へ
  • 6:00 須走口5合目から出発
  • 15:00 富士山山頂
  • 16:00 下山開始
  • 20:00 須走口5合目着。シャトルバスで駐車場集合まで
ちなみにkenzo、ミスコミュニケーションにより13:20富士山山頂、14:20下山開始、17:40須走口5合目着というスケジュールだと思い込んでいたという...


●持ち物 重量約10kg

リュック50L、レインウェア上下、着替えのシャツ、フリース、着替えの靴下、パンツ、ニット帽、コンロ
、スパッツ、ネックガード、バンドエード、ウェットティッシュ、カメラ(要充電とSDカード)、ミニ三脚、グラサン、手袋、ヘッドライト、ストック、ビニール兼ゴミ袋、トイレットペーパー、水500ml×6本、おにぎり6個、カップラーメン1つ、お菓子、コーヒー、スープ、菓子パン1
  • 備考その1:kenzoの場合、水は計3Lで十分でした(下山時に500ml一本余り)山頂500円/本で販売
  • 備考その2:日焼け止めは必須。首と腕の日焼けが酷い事に
  • 備考その3:当日晴れていたにも関わらず富士山頂は風が強く激寒。念の為ダウンがあった方が良い

●振り返り・反省や改善点
結果からいうと、全員が無事登頂・下山し、楽しくいい思い出作りをする事が出来ました
ですが今回、あえて冒頭に振り返り・反省や改善点を述べさせて頂きます
富士山登山を検討している方、また記事を見て登山に対して興味を持って頂いた方へ、一つの情報として参考となれば幸いです。

正直、富士山登山はkenzoのこれまでの登山(低山が主)の中でも最も体力的にハードな登山でした
要因の一つとして金曜日発という強行スケジュールによる睡眠不足があげられます。
(その為か、パーティの2名が高山病らしき症状になりました)
それ以外にも8合目(3000mを越えた)辺りから酸素が薄くなり、登山道も砂地や固定されてない浮石の為登り難いという状態の為、特に厳しく感じられました
私達だけではなく、道中疲労でかなりシンドイ表情で登る人、道端で横たわる人も大勢目にしました。

人気がある山で、一生に一度の思い出作りに富士山登山を考える方もいるかと思いますが、「富士山を舐めない方がいい」というのが今回の率直な感想です
なので今回kenzoが登ったスケジュールは体力のある方以外にはあまりオススメ出来ません
上記を回避する為に、余裕を持ったスケジュール(宿泊等)で登山計画をする事をオススメします。

後、今回リュックの重量が10kgで登ったkenzoでしたが、これも結構しんどかったです

  • 体力を過信せず、余裕のあるスケジュールで登る
  • 事前ミーティングを行い、全員がスケジュールをきちんと把握する(今回実施したにも関わらず、飲み会状態という事もあり誰もスケジュールの穴に気付くことが出来ず)
  • 須走ルートの下山コース、砂払5合目~シャトルバス間(30~40分)は山道を歩く事に。18:00過ぎると暗くなるので注意。
  • 水は足りなくなったら山小屋で買えば良い(山頂は500円/500ml)
これらを踏まえて皆さんには楽しく無理の無い富士残登山をして頂き、いい思い出作りをして欲しいと思います


【前夜】
金曜の夜、皆仕事を終えた後に各々で集合。
参加者が10名と大所帯の為、車3台(うち1台kenzoレンタカー)でふじあざみラインの駐車場に向かいます。
概ねスケジュールどおりで深夜03:00消灯。
後で周りに話を聞くと、車の中ではなかなか寝付けなかった様子でした
4:30起床し準備、シャトルバス乗り場へ移動(5分程度)


【5:00】シャトルバスで移動
当日、幸いの好天気に恵まれました
予想していた程混雑もなく当初の予定通り、5:00にシャトルバス乗車
駐車場からおよそ30分程シャトルバスに揺られ、須走口5合目バス停へ。

駐車場から見える富士山
これからここに登るのだと思うとワクワクしてきます。
富士山_須走ルート_1
(Olympus Pen Mini E-PM2/M.ZuikoDigital14-42mm F3.5-5.6 IIR)


【6:00】須走口5合目発
シャトルバスで到着しスタート地点となる須走口5合目。
茶屋が設置されています(トイレは有料で200円。お店で買い物や食事をすれば無料)
各自朝食、お手洗い、ストレッチを済ませ、ブリーフィング(次チェックポイントまでのルート、予定時刻の案内)を行い、登山開始
次チェックポイントは6合目の長田山荘(標準タイム60分)です。

富士山_須走ルート_2
(Olympus Pen Mini E-PM2/M.ZuikoDigital14-42mm F3.5-5.6 IIR)

舗装されたコースから次第に山道へと入っていきます
この時点で2000mとは言え、8月の気温の為、登っていると汗だく状態になりました
富士山_須走ルート_4
(Olympus Pen Mini E-PM2/M.ZuikoDigital14-42mm F3.5-5.6 IIR)

そのまま山道を進むと、このような開けたエリアに出ます。
この頃は皆まだ元気そうですね(笑)

富士山_須走ルート_5
(Olympus Pen Mini E-PM2/M.ZuikoDigital14-42mm F3.5-5.6 IIR)


続きます